野球
- 2017/03/15
- 20:55
ワールドベースボールクラシックの真っ最中です。私の子供の頃はサッカーって人気が無かったんですよ。流石に存在くらいは皆知っていましたが、皆学校から帰ってきて遊ぶ球技は野球、あるいはゴロベース、三角ベース等の野球モドキでした。当時は空き地はいくらでも有りましたし、作物が無い時期は畑で遊んでも大丈夫でした。
中学に入ってからの私は完全なプロレス少年でしたので、よく「プロレスなんて八百長だ。あんなものを見て喜ぶ大橋はバカだ」とカラカワレました。私が今でも他人の趣味を貶すヤカラが大嫌いなのは、この中学高校時代の経験が大きいのです。
私は、周りが贔屓にしている野球とは当時はアメリカと日本、台湾、それと中南米の一部にしかない、言わば「ローカルスポーツ」であって、八百長とコケにされるプロレスの10分の1以下の地域でしか、やられていない事を知っていましたので、からかわれて悔しいので、「野球なんざファンの少ない地域スポーツじゃねえか。世界スポーツであるプロレスとは比べものにならねえや」と言い返していました。私がカラカワレても得意の不意打ち攻撃に出なかったのは、プロレスファンだったので、言い合い自体にも楽しみが有ったからでしょう。
お互い子供だったんですよ。野球が世界に普及していると思っていたヤツ、ショーであるプロレスをシリアス球技と比べる私、どっちもどっちですな。
半世紀たって野球もかなり広い地域にまで広がりました。反対に当時は共産圏を除くと、やってない国の方が珍しかったプロレスの大幅な後退が顕著です。
唐突に尺八に転じても良いでしょう。私が許します。50年前ですと、尺八は愛好家が個人単位ではなく、マトマリとして存在していたのは日本を除けばブラジルの日系社会だけだったでしょう。
今ですと尺八が社会を形成してる国だけでも、日本、中国・香港、台湾、アメリカ、オーストラリア、そしてヨーロッパで10カ国以上、その上に、ある程度の人数がいる国としてカナダ、ブラジル、シンガポール等が有ります。大発展です。
ただ、こう並べると、同時に尺八の問題点も見えてきます。「先進国クラブ」とか発展途上国の高所得の人にしか吹かれていないじゃありませんか。今、中国から「幾らでも送ってくれ」と言われている尺八は、私の会社の標準管、つまり送料備品込みで4万円の物です。これって、作っても作っても日本の需要のみでも間に合わないのです。他社に振り向けようがないですからね。
私は抜本的解決法は、まだ人件費が安い中国で現地の人が生産する以外に無いと思います。そうやって尺八が世界規模になれば、勿論スケールアップしますし、可能性、発展性、選択肢だって今とは比較にならないほどのレベルに入っていきます。
「日本にはベースボールとよく似たヤキュウというものが有った」と言った大リーガーがいましたが、「世界中に尺八から始まったシャクハチが有る」、そうなったら最高です。ほんの百年チョイの人工的保存形態を「日本の伝統」だと他人に言うのは、悪いとは言いませんよ、だけど野球を世界スポーツだと思っていた嘗ての日本人とあまり変わらないと思うんですよ。
私だって「伝統文化の世界」のハシクレ、いや訂正、ど真ん中で生きている人間ですから、「伝統」がラッキョだとは思っていませんよ。けど食べにくい渋皮がかなり付いている事は貴方だって知ってるでしょう・・・。
中学に入ってからの私は完全なプロレス少年でしたので、よく「プロレスなんて八百長だ。あんなものを見て喜ぶ大橋はバカだ」とカラカワレました。私が今でも他人の趣味を貶すヤカラが大嫌いなのは、この中学高校時代の経験が大きいのです。
私は、周りが贔屓にしている野球とは当時はアメリカと日本、台湾、それと中南米の一部にしかない、言わば「ローカルスポーツ」であって、八百長とコケにされるプロレスの10分の1以下の地域でしか、やられていない事を知っていましたので、からかわれて悔しいので、「野球なんざファンの少ない地域スポーツじゃねえか。世界スポーツであるプロレスとは比べものにならねえや」と言い返していました。私がカラカワレても得意の不意打ち攻撃に出なかったのは、プロレスファンだったので、言い合い自体にも楽しみが有ったからでしょう。
お互い子供だったんですよ。野球が世界に普及していると思っていたヤツ、ショーであるプロレスをシリアス球技と比べる私、どっちもどっちですな。
半世紀たって野球もかなり広い地域にまで広がりました。反対に当時は共産圏を除くと、やってない国の方が珍しかったプロレスの大幅な後退が顕著です。
唐突に尺八に転じても良いでしょう。私が許します。50年前ですと、尺八は愛好家が個人単位ではなく、マトマリとして存在していたのは日本を除けばブラジルの日系社会だけだったでしょう。
今ですと尺八が社会を形成してる国だけでも、日本、中国・香港、台湾、アメリカ、オーストラリア、そしてヨーロッパで10カ国以上、その上に、ある程度の人数がいる国としてカナダ、ブラジル、シンガポール等が有ります。大発展です。
ただ、こう並べると、同時に尺八の問題点も見えてきます。「先進国クラブ」とか発展途上国の高所得の人にしか吹かれていないじゃありませんか。今、中国から「幾らでも送ってくれ」と言われている尺八は、私の会社の標準管、つまり送料備品込みで4万円の物です。これって、作っても作っても日本の需要のみでも間に合わないのです。他社に振り向けようがないですからね。
私は抜本的解決法は、まだ人件費が安い中国で現地の人が生産する以外に無いと思います。そうやって尺八が世界規模になれば、勿論スケールアップしますし、可能性、発展性、選択肢だって今とは比較にならないほどのレベルに入っていきます。
「日本にはベースボールとよく似たヤキュウというものが有った」と言った大リーガーがいましたが、「世界中に尺八から始まったシャクハチが有る」、そうなったら最高です。ほんの百年チョイの人工的保存形態を「日本の伝統」だと他人に言うのは、悪いとは言いませんよ、だけど野球を世界スポーツだと思っていた嘗ての日本人とあまり変わらないと思うんですよ。
私だって「伝統文化の世界」のハシクレ、いや訂正、ど真ん中で生きている人間ですから、「伝統」がラッキョだとは思っていませんよ。けど食べにくい渋皮がかなり付いている事は貴方だって知ってるでしょう・・・。
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