何の問題も無い
- 2017/04/14
- 23:06
北朝鮮とアメリカが危険な緊張関係に入りました。北が少しでもトランプの意志を読み間違えると大変な事態にまでなりかねません。20数年前にもアメリカが先制攻撃をかける寸前になりましたが、その時はシミュレーションでは韓国に百万人を越える死者が出る事が予想されましたので、当時の韓国大統領・金永三が強硬に反対して中止になりました。戦争になればアメリカ、韓国が圧勝する事は当然としても、38度線に配備された長距離砲が、制圧されるまでにソウルに数万発の砲弾の雨を降らせますから、確かに韓国には甚大な被害が出たでしょう。
今は北朝鮮は核を所有していますので、アメリカが先制攻撃をかける場合、韓国が受ける被害は20年前とは比べものにならないほど少ないでしょう。
核を持つ相手への先制攻撃は、トランプが言う様に、中性子爆弾で核施設を完全に沈黙させる事を含めた「あらゆる選択肢が有る」ということです。
こういう時、つくずく朝鮮半島の不運、日本の幸運を感じます。太平洋戦争の後、日本も分割占領の可能性が有った事は良く知られています。北海道と東北の北半がソ連に占領されていたら、その後の日本の歴史はかなり悲惨だったと思います。
日本の場合ですが、分断国家になっても関東以西では、ともかくも独立国として何とか成立すると思います。でも、かなり諸事にわたって不自由だったはずです。
韓国も北朝鮮も1953年、朝鮮戦争が休戦になってからしばらくは世界最貧国でした。その後、両国は少しずつ発展して行きましたが、1970年頃までは、むしろ北が経済的にも軍事的にも優位に立っていたといいます。その後、韓国は急成長をとげたのに北は停滞。何時の間にか再び最貧国に逆戻りしてしまいましたな。
社会体制が計画経済では、後ろ楯のソ連からの援助が無くなっては、どうしようも無かったでしょうよ。
1970年代になると、もう社会主義の欠陥は蔽いようも無くなっていました。ただ、当時はマスコミが「社会主義贔屓」の姿勢でしたので、学生や学者といった世間的には「アマちゃん」が相場の人達だけでなく、普通の人の支持も一定量は有りました。
ですから、社会主義の欠点も非常に良く知られていましたが、擁護派は「何の問題も無い」で済ませていましたね。本当にそう思っていたか、それともタテマエかは私には区別出来ませんでした。
反対派も、根本は「どうせ自分とは無関係」だと思っていましたから、「面倒だから、どうでも良いや」で、こっちも済ませていました。
これって今の尺八状況と酷似していますね。
私達業者は「自分とは無関係」で済むものではないですから、諦めている人でなければ、言わないだけで今の尺八界の行く末を自分なりに見ています。
私がどう見ているか?。ガタイの大きい都山楽会を除く全組織が今の北朝鮮状態になるのに要する時間は15年です。その頃には都山楽会も今の6~7割。おまけして言っても、まあ3千人は維持できませんな。
要は体制の行き詰まりですから、問題は解決できるレベルの事は少ないです。ですから「何の問題も無い」で済ませているのでしょう。トコトンの行き詰まりまでくると、今度は本当に何も問題が無くなります。
今は北朝鮮は核を所有していますので、アメリカが先制攻撃をかける場合、韓国が受ける被害は20年前とは比べものにならないほど少ないでしょう。
核を持つ相手への先制攻撃は、トランプが言う様に、中性子爆弾で核施設を完全に沈黙させる事を含めた「あらゆる選択肢が有る」ということです。
こういう時、つくずく朝鮮半島の不運、日本の幸運を感じます。太平洋戦争の後、日本も分割占領の可能性が有った事は良く知られています。北海道と東北の北半がソ連に占領されていたら、その後の日本の歴史はかなり悲惨だったと思います。
日本の場合ですが、分断国家になっても関東以西では、ともかくも独立国として何とか成立すると思います。でも、かなり諸事にわたって不自由だったはずです。
韓国も北朝鮮も1953年、朝鮮戦争が休戦になってからしばらくは世界最貧国でした。その後、両国は少しずつ発展して行きましたが、1970年頃までは、むしろ北が経済的にも軍事的にも優位に立っていたといいます。その後、韓国は急成長をとげたのに北は停滞。何時の間にか再び最貧国に逆戻りしてしまいましたな。
社会体制が計画経済では、後ろ楯のソ連からの援助が無くなっては、どうしようも無かったでしょうよ。
1970年代になると、もう社会主義の欠陥は蔽いようも無くなっていました。ただ、当時はマスコミが「社会主義贔屓」の姿勢でしたので、学生や学者といった世間的には「アマちゃん」が相場の人達だけでなく、普通の人の支持も一定量は有りました。
ですから、社会主義の欠点も非常に良く知られていましたが、擁護派は「何の問題も無い」で済ませていましたね。本当にそう思っていたか、それともタテマエかは私には区別出来ませんでした。
反対派も、根本は「どうせ自分とは無関係」だと思っていましたから、「面倒だから、どうでも良いや」で、こっちも済ませていました。
これって今の尺八状況と酷似していますね。
私達業者は「自分とは無関係」で済むものではないですから、諦めている人でなければ、言わないだけで今の尺八界の行く末を自分なりに見ています。
私がどう見ているか?。ガタイの大きい都山楽会を除く全組織が今の北朝鮮状態になるのに要する時間は15年です。その頃には都山楽会も今の6~7割。おまけして言っても、まあ3千人は維持できませんな。
要は体制の行き詰まりですから、問題は解決できるレベルの事は少ないです。ですから「何の問題も無い」で済ませているのでしょう。トコトンの行き詰まりまでくると、今度は本当に何も問題が無くなります。
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