展示会の景色
- 2017/05/30
- 20:24

初日は彦根で始まりました。彦根は井伊家の城下町です。この会場では過去に何回か展示会をやってるのですが、うかつにも、会場のすぐ裏手の小さな山が石田三成の居城の在った佐和山だと、今回初めて知りました。

2日目は石川県の金沢です。ここの町屋でやりました。東山ですから、昔は色町の在ったところです。

町屋って今は人気ですよね。住みたくはないですが・・・。

今回の会場は約130年前の建物なんです。もとは質屋さんだったそうです。

これは「嫁暖簾」。加賀友禅です。嫁入り道具のひとつですが、もう後は使わない。壮大な無駄。これぞ文化です。
加賀、能登、越中三カ国の前田家は120万石というスーパー大名でしたので、徳川家康から警戒されました。それは関ケ原後の大名配置を見ても明らかです。南は山岳、北は海。西の出口・越前には家康の次男秀康が75万石で、東の出口・越後には六男の忠輝が60万石を与えられて立ち塞いでいました。
次の前田利常になると、徳川2代将軍秀忠の婿となりましたので、警戒も緩みましたが、なお用心して文化に金を使い、軍事にまで金が回らないという姿勢をケナゲに示しました。
それが加賀文化を形成するもとになったとも言われます。

今回から小社に参加してくれる藪内さん。左は私の長男の亮太です。

町屋の雰囲気は良いですね。観光コースでもあるので、尺八の音にひかれて一般の観光客もやってきます。

三日目は奈良です。ここも観光コースの「ならまち」。駅から近いし興福寺のすぐ南側です。会場は「ぼたん」。勿論のこと町屋です。

女性ばかりの四重奏です。

どこの展示会にしろ、お客が多いと励みになります。

藪内さんと鯛山にはさまれている若い女性が「ぼたん」のオーナーの、すみれさん。綺麗な方ですね。若いのに脱サラをして、もう2軒も町屋スペースを経営する事業家です。
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