明日は8月15日
- 2017/08/14
- 18:37
明日また終戦記念日が来ますなア。戦後生まれの私の子供時代にも、なお太平洋戦争は身近でした。なにせ粗末なオカズに文句を言おうものなら、すぐに周りの大人から「非常時には贅沢は言えなかった」とか「戦時中は、こんなモノでも御馳走だった」とか言われて、たしなめられたものです。終戦または平和がつくずく有難いものだと生活の中で刷り込まれたのは私達の世代まででしょうな。
天皇に関しても、今の人は現天皇には全体に無関心で、「あいつがいなければ」とか言う事って無いはずです。それが昭和40年代いっぱいまでは、熱烈な天皇崇拝者は勿論いましたし、その反対に「あいつは戦犯だ」、「退位させろ」とかヒドイのになると「死刑にしろ」とかまでいて、無関心な人はあまり多くなかったですね。
敗戦の声明、いわゆる「玉音放送」とかいうやつ、あれがあればこそ、ともかくはマアそれなりに支障なく終戦になったのでしょうな。ですからこそ昭和天皇自身そう思っていて、昭和50年の訪米時に記者達の前で「あの戦争は私が止めさせた」と発言してアメリカ人の顰蹙をかったのです。
そうには違いないけど、「それならそれまでに何度も天皇大権を発動する機会が有ったはずだ」という事なのでしょう。私には良く分からない。それもそうだと思いますし、後付けの知恵でなら何でも言えるとも思いますし・・・。
40年前、私の若い頃って、よく韓国人から質問されました。「もう一度日本が侵略戦争に出てくると思うか?」。思うわきゃねえですわな。そういう体制にもし変貌するとして世紀単位での事であり、当時だって現実感なんて皆無でしたぜ。
「日本帝国主義の経済侵略に反対」とかアジっていたアカ学生だって、たぶん本音では、「そんなもの有りゃしねえ」と分かっていたと思いますよ。だって賛同者皆無の上滑り演説でしたもの。
でも、戦争からまだ間がないでしょう、現実にアジア諸国の「反日意識」は、かなり厳しいものが有りました。首相が東南アジア歴訪なんかすると、反日デモとかで大変だったんだから。
今って、日本のイメージがすごく良くなったでしょう、それって日本製工業製品の次に日本製文化も受け入れられる開拓地が出てきたってことでしょう。
この前、関西学院大学に留学してる中国の女子大生に訊かれました。「中国における尺八の普及に、もしブレーキがかかるとしたら何が心配ですか?」
新大久保を例に挙げましたよ。3~4年前だと韓国朝鮮料理屋ばかりで、土日ともなるとアナタ、どの店も並ばないでは席に着けなかったんですぜ。
一時的にしろ日本で韓国熱が高まった、今から思うと本当に良い時代でした。そのキッカケは「韓流ドラマ」であったことは記憶に新しい。オレより格好悪いヨン様とか、ホストクラブに行けばナンボでも見られる程度のチャン・ナントカとか大人気で、それに連れて韓国のイメージもグッと上がりました。韓国料理人気もその枝葉です。
それが今、新大久保の韓国料理店はかなり減りましたな。反日意識をパフォーマンスで政治利用しすぎるから日本でも対抗意識で「嫌韓意識」が高まるのですよ。そういう具合になることが一番心配だと答えました。
「でも尺八を吹いている中国人は、日本が好きだからではなくて、尺八という楽器が素晴らしいと思うから吹いているんでしょう。ですから心配無いのではないですか」。可愛い娘から、こういう可愛い返事が返ってきました。
でもね、ヒトコト言わせてもらうと、「尺八は中国起源の楽器で里帰りしている」という構図を未だに撤廃できていないんですよ。
文化とか芸術が政治情勢とか民族感情と無関係に存在していると思うのは無邪気ですね。でも、全面的にその影響下に在るのでもありませんし、芸術にも「国境」は有りますが、その壁って多くは国民感情ですから、文化や芸術がまた先駆けて突破する事も有りましょう。朝鮮焼肉は昭和40年代から一般に知られていましたし、ソ連にたいする国民感情が極めて悪かった昭和40年代までの方が今よりむしろロシア民謡の人気は有りました。
ともかく終戦から72年、この平和有っての尺八の世界展開です。
天皇に関しても、今の人は現天皇には全体に無関心で、「あいつがいなければ」とか言う事って無いはずです。それが昭和40年代いっぱいまでは、熱烈な天皇崇拝者は勿論いましたし、その反対に「あいつは戦犯だ」、「退位させろ」とかヒドイのになると「死刑にしろ」とかまでいて、無関心な人はあまり多くなかったですね。
敗戦の声明、いわゆる「玉音放送」とかいうやつ、あれがあればこそ、ともかくはマアそれなりに支障なく終戦になったのでしょうな。ですからこそ昭和天皇自身そう思っていて、昭和50年の訪米時に記者達の前で「あの戦争は私が止めさせた」と発言してアメリカ人の顰蹙をかったのです。
そうには違いないけど、「それならそれまでに何度も天皇大権を発動する機会が有ったはずだ」という事なのでしょう。私には良く分からない。それもそうだと思いますし、後付けの知恵でなら何でも言えるとも思いますし・・・。
40年前、私の若い頃って、よく韓国人から質問されました。「もう一度日本が侵略戦争に出てくると思うか?」。思うわきゃねえですわな。そういう体制にもし変貌するとして世紀単位での事であり、当時だって現実感なんて皆無でしたぜ。
「日本帝国主義の経済侵略に反対」とかアジっていたアカ学生だって、たぶん本音では、「そんなもの有りゃしねえ」と分かっていたと思いますよ。だって賛同者皆無の上滑り演説でしたもの。
でも、戦争からまだ間がないでしょう、現実にアジア諸国の「反日意識」は、かなり厳しいものが有りました。首相が東南アジア歴訪なんかすると、反日デモとかで大変だったんだから。
今って、日本のイメージがすごく良くなったでしょう、それって日本製工業製品の次に日本製文化も受け入れられる開拓地が出てきたってことでしょう。
この前、関西学院大学に留学してる中国の女子大生に訊かれました。「中国における尺八の普及に、もしブレーキがかかるとしたら何が心配ですか?」
新大久保を例に挙げましたよ。3~4年前だと韓国朝鮮料理屋ばかりで、土日ともなるとアナタ、どの店も並ばないでは席に着けなかったんですぜ。
一時的にしろ日本で韓国熱が高まった、今から思うと本当に良い時代でした。そのキッカケは「韓流ドラマ」であったことは記憶に新しい。オレより格好悪いヨン様とか、ホストクラブに行けばナンボでも見られる程度のチャン・ナントカとか大人気で、それに連れて韓国のイメージもグッと上がりました。韓国料理人気もその枝葉です。
それが今、新大久保の韓国料理店はかなり減りましたな。反日意識をパフォーマンスで政治利用しすぎるから日本でも対抗意識で「嫌韓意識」が高まるのですよ。そういう具合になることが一番心配だと答えました。
「でも尺八を吹いている中国人は、日本が好きだからではなくて、尺八という楽器が素晴らしいと思うから吹いているんでしょう。ですから心配無いのではないですか」。可愛い娘から、こういう可愛い返事が返ってきました。
でもね、ヒトコト言わせてもらうと、「尺八は中国起源の楽器で里帰りしている」という構図を未だに撤廃できていないんですよ。
文化とか芸術が政治情勢とか民族感情と無関係に存在していると思うのは無邪気ですね。でも、全面的にその影響下に在るのでもありませんし、芸術にも「国境」は有りますが、その壁って多くは国民感情ですから、文化や芸術がまた先駆けて突破する事も有りましょう。朝鮮焼肉は昭和40年代から一般に知られていましたし、ソ連にたいする国民感情が極めて悪かった昭和40年代までの方が今よりむしろロシア民謡の人気は有りました。
ともかく終戦から72年、この平和有っての尺八の世界展開です。
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