家元制は中国で生き残るか?
- 2018/06/20
- 20:20
まず以下の文を読んでください。私の上海のエージェントからの連絡メールです。
大橋先生こんにちは。ご返信、どうもありがとうございます。今現在はまだ受講者を募集しています。イベントの当日は多分少し増えると思います。
今応募人数は少ないのは以下のいくつの原因だと思います。
1、近年、中国国内で尺八に関するイベントはたくさん行われています。あまり頻繁すぎではないかと心配しています。三橋贵風、柿堺香、福田輝久、山上明山、倉橋容堂などの先生方は毎年中国へ何回もいらしゃっています。しかし、中国では尺八人口はそんなにものすごく増えていません。そうでしたら、教え側が多すぎで、習い側はまだ少ない方です。供給過剰になってしまいました。尺八の講習会の受講者人数が少ないのだけでなく、尺八も売りにくくなってきました。
2、上述した先生方は結構前から中国へいらしゃってるんです。今は決まっている受講者が何人ぐらいいます。横山系を習っている人は主に柿堺香先生に習っています。柿堺香先生は中国へいらしゃるたびに、講習会はほぼ満員になっています。古屋先生は初めて中国へいらしゃるので、受講者はこれから増えると思います。
3、古屋先生は日本ではすごく有名なんですが、中国は初めてなので、古屋先生を知らない人もたくさんいます。日本で人気な演奏家は中国で人気とは限りません。逆に、日本では人気ではない人は中国で大人気かもしれません。6月16日、佐藤康夫先生はバンドを連れて北京でコンサートをしました。話によると、佐藤康夫先生は日本であまり人気ではないそうです。しかし、佐藤康夫先生はナルトの名義で中国でコンサートをして、たくさんのお客様が聞きに行きました。現場へ行った人は2000人も超えたそうです。コンサートのチケットの値段は188元—1188元です。平均で500元ぐらいです。全部売り切れたそうです。そして、コンサートの当日はダフ屋の人もいました。
4、今現在中国では流派の形式で尺八を押し広げるほうがやりやすいです。明暗対山流、尺八貴風会、国際尺八研修館には決まっている会員がいます。整っている教学の体系もう設けられています。そして、あるレベルになったら免状も取れるんです。これに中国人はすごく感心を持っています。そのために流派の名義でイベントをするなら、ほぼ満員になります。琴古流尺八鈴慕会は中国には22名の会員がいます。7月の下旬ごろ2回目の講習会をする予定です。三代目の青木鈴慕先生や小林純平先生は上海にいらっしゃるって、同時に講習会をするんです。あまり宣伝しなくて、全て満員になりました。古屋先生はもしこれから中国で長くご活躍されるとすれば、竹心会を中国へ持ち入れたほうがいいでしょう。会派の形式で会員を募集します。そうでしたら、古屋先生が中国へいらしゃっるたびに、講習会が満員になります。中国人にとっては整っている体系が必要で、そしてレベルに対応している免状も必要です。そうでしたら、自分の強さが証明できますから!
尚、今回、佐藤康夫先生は北京のコンサートで3Dの尺八を持ってきました。三塚泉州が作ったみたいです。これから量産ができてから、Youkuは全力で宣伝や押し広げする予定です。この尺八の写真を添付致しました。ご覧になってくださいませ。
ご返信をお待ちしております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
一音無心 曹晨
日本と中国との尺八に対する姿勢の違いが判るでしょう。平均入場料5百元(8千5百円相当)で2千枚が完売するというのは信じられないかもしれませんが、バックに巨大なメディアが付くと現実のものになるのです。日本では、佐藤康夫さんを知らない人が尺八家の9割でしょう。「キノハチ」と言っても、まだ知らない人が8割くらいいるかもしれません。でも彼は5年前には「中国で最も有名な尺八家」でした。ユーチューブでの演奏が中国人に大うけしていました。
そして流派による囲い込みが出来つつあります。日本の尺八では間もなく家元制度が消滅しますが、中国で生き残る道が有ったとは・・・。感慨深いものが有ります。
大橋先生こんにちは。ご返信、どうもありがとうございます。今現在はまだ受講者を募集しています。イベントの当日は多分少し増えると思います。
今応募人数は少ないのは以下のいくつの原因だと思います。
1、近年、中国国内で尺八に関するイベントはたくさん行われています。あまり頻繁すぎではないかと心配しています。三橋贵風、柿堺香、福田輝久、山上明山、倉橋容堂などの先生方は毎年中国へ何回もいらしゃっています。しかし、中国では尺八人口はそんなにものすごく増えていません。そうでしたら、教え側が多すぎで、習い側はまだ少ない方です。供給過剰になってしまいました。尺八の講習会の受講者人数が少ないのだけでなく、尺八も売りにくくなってきました。
2、上述した先生方は結構前から中国へいらしゃってるんです。今は決まっている受講者が何人ぐらいいます。横山系を習っている人は主に柿堺香先生に習っています。柿堺香先生は中国へいらしゃるたびに、講習会はほぼ満員になっています。古屋先生は初めて中国へいらしゃるので、受講者はこれから増えると思います。
3、古屋先生は日本ではすごく有名なんですが、中国は初めてなので、古屋先生を知らない人もたくさんいます。日本で人気な演奏家は中国で人気とは限りません。逆に、日本では人気ではない人は中国で大人気かもしれません。6月16日、佐藤康夫先生はバンドを連れて北京でコンサートをしました。話によると、佐藤康夫先生は日本であまり人気ではないそうです。しかし、佐藤康夫先生はナルトの名義で中国でコンサートをして、たくさんのお客様が聞きに行きました。現場へ行った人は2000人も超えたそうです。コンサートのチケットの値段は188元—1188元です。平均で500元ぐらいです。全部売り切れたそうです。そして、コンサートの当日はダフ屋の人もいました。
4、今現在中国では流派の形式で尺八を押し広げるほうがやりやすいです。明暗対山流、尺八貴風会、国際尺八研修館には決まっている会員がいます。整っている教学の体系もう設けられています。そして、あるレベルになったら免状も取れるんです。これに中国人はすごく感心を持っています。そのために流派の名義でイベントをするなら、ほぼ満員になります。琴古流尺八鈴慕会は中国には22名の会員がいます。7月の下旬ごろ2回目の講習会をする予定です。三代目の青木鈴慕先生や小林純平先生は上海にいらっしゃるって、同時に講習会をするんです。あまり宣伝しなくて、全て満員になりました。古屋先生はもしこれから中国で長くご活躍されるとすれば、竹心会を中国へ持ち入れたほうがいいでしょう。会派の形式で会員を募集します。そうでしたら、古屋先生が中国へいらしゃっるたびに、講習会が満員になります。中国人にとっては整っている体系が必要で、そしてレベルに対応している免状も必要です。そうでしたら、自分の強さが証明できますから!
尚、今回、佐藤康夫先生は北京のコンサートで3Dの尺八を持ってきました。三塚泉州が作ったみたいです。これから量産ができてから、Youkuは全力で宣伝や押し広げする予定です。この尺八の写真を添付致しました。ご覧になってくださいませ。
ご返信をお待ちしております。今後ともよろしくお願い申し上げます。
一音無心 曹晨
日本と中国との尺八に対する姿勢の違いが判るでしょう。平均入場料5百元(8千5百円相当)で2千枚が完売するというのは信じられないかもしれませんが、バックに巨大なメディアが付くと現実のものになるのです。日本では、佐藤康夫さんを知らない人が尺八家の9割でしょう。「キノハチ」と言っても、まだ知らない人が8割くらいいるかもしれません。でも彼は5年前には「中国で最も有名な尺八家」でした。ユーチューブでの演奏が中国人に大うけしていました。
そして流派による囲い込みが出来つつあります。日本の尺八では間もなく家元制度が消滅しますが、中国で生き残る道が有ったとは・・・。感慨深いものが有ります。
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