もう2月
- 2019/01/29
- 10:24
もう2月、納税の季節になりました。この世界で消費税を国に納めている者はエリート、一応「勝ち組」と言って良いでしょう。「年に売り上げ1千万以上だろ、それで勝ち組か?」。ハイな。それほど、この世界は落ちぶれたって事ですよ。だって、それだって、もう10軒無いもの・・・。
この前の名古屋を中心とした展示会でも、初回来場者からは、やっぱり「どうして、こんなに安いんだ?」と訊かれました。いつものことで、いつもの答えです。「どうして高い(高かった)のか?そう考えた方が分かり易いんですがね」。まあ良いですよ。これまでサンザン言ってますし、それに今では、高くても本当に良い尺八も多くなりましたからね。
このところ有名製管師達が、一っ頃では考えられない安い価格で尺八を出していますがね。「高い理由」なんてバカでも言えるし、言ったところで今は仕方が無い時代です。バブル以前とは時代相が変わって、消費者が利口になりましたもの・・・。
3月の中国展示会の日程が決まりました。今度は上海ではなく北京です。中国の尺八人口は物凄く増えて、その結果、もう尺八の中国メーカーによる生産が本格化しました。毎年10月に上海で行われる、世界最大級の楽器見本市、通称「ミュージックチャイナ」ですが、今年は中国の尺八メーカーが数件、出店しました。私が参加した6年前は、尺八は我が社1軒だったのですがね。
当り前ですが、それ以前も以後も日本の製管師が、「ミュージックチャイナ」へ出店したという話は聞きません。事態の変化に目を向けていないのですから、それならまあ、どうなっても仕方有りませんわな。
「じゃあどうして、お前は1回の参加で、その後は参加しねえんだよ?」とお思いの方もいらっしゃると思います。それは、1回の参加で目的を達したからです。正直に言って現在、中国へは送っても送っても完売状態で、生産が手一杯なのです。「早く送れ」の「鬼メール」は無視するより無いでしょう。
手作り楽器に急な増産は無理ですし、日本のお客を無視する事も出来ません。もう日本では、尺八需要のほとんどが「カルチャー講座」でのシルバー層からのものです。そこで求められている「安くて良い竹製尺八」を、私はお届けしたいのです。そこが「宝の山」だって気が付かない、他の製管師は無視してますもんね。
お陰様で、このところ中国で私と私の現地エージェントへの批判が高まってきました。本当に嬉しい事です。本当に有難い事と受け止めています。ビジネスマンの方は分かりますよね。これが来るのが「成功の初期現象」なのです。次の段階、「力の有る人からの、物理的妨害」は、おそらくは無いでしょう。どこまで行っても所詮は尺八。スモールビジネスですものね・・・。
言葉だけの中傷レベルの批判は、無いと「評価されてないんじゃないか」と不安になります。オトナの世界、本当に評価していなければ無視で、あえて口に出しませんわな。
批判の大筋は二つ。
① 安いだけの粗悪品を売りまくっている。
嬉しいですねえ(とは言ってもマゾじゃねえぜ。過酷な法政大学三曲会にいて、変態にならなかった、ほとんど唯一の人間だ、オレは)。だって買うのは中国の一般の皆様。批判者ではありませんもの。「中国人相手に尺八を見る目の無い人に売っている」と言いたいのでしょうが、私の経験では「見る目の無い尺八家」は日本よりズーと少ないです。洞簫などの中国笛のプロや経験者がほとんどですからね。吹奏力も日本の師範の平均より一枚も二枚も上です。そこで最大級の評価を受けているんですから、正直、日本の尺八吹きに評価されるより嬉しいです。
② 中古尺八のオークションでボロ儲けしている。
ネイロさんとの共同仕事でしたから、具体的な数字の公表は控えますが、マア良く売れた。でもオークションですからね。値段を決めるのは購入者です。たとえ幾らで売れたって批判される覚えはありません。それに、オークションで落札した人は幸せですよ。どの尺八も私、ネイロの石田さんという「業界屈指の目」を通った尺八なんですもの。修理しないと使い物にならない中古品は1本も有りません。事前チェックをくぐった品ばかりです。その上、オークションの現場で、1本ごとに佐野鈴霏さんが吹いて聴かせました。
批判の声で、中古オークションが大評判だった事が革めて分かりました。はりきって北京でもやります。今度は岩田卓也さんが現場で吹きます。
2月が過ぎ、納税が終わると再び本格始動です。今年もよろしくお願いします。
この前の名古屋を中心とした展示会でも、初回来場者からは、やっぱり「どうして、こんなに安いんだ?」と訊かれました。いつものことで、いつもの答えです。「どうして高い(高かった)のか?そう考えた方が分かり易いんですがね」。まあ良いですよ。これまでサンザン言ってますし、それに今では、高くても本当に良い尺八も多くなりましたからね。
このところ有名製管師達が、一っ頃では考えられない安い価格で尺八を出していますがね。「高い理由」なんてバカでも言えるし、言ったところで今は仕方が無い時代です。バブル以前とは時代相が変わって、消費者が利口になりましたもの・・・。
3月の中国展示会の日程が決まりました。今度は上海ではなく北京です。中国の尺八人口は物凄く増えて、その結果、もう尺八の中国メーカーによる生産が本格化しました。毎年10月に上海で行われる、世界最大級の楽器見本市、通称「ミュージックチャイナ」ですが、今年は中国の尺八メーカーが数件、出店しました。私が参加した6年前は、尺八は我が社1軒だったのですがね。
当り前ですが、それ以前も以後も日本の製管師が、「ミュージックチャイナ」へ出店したという話は聞きません。事態の変化に目を向けていないのですから、それならまあ、どうなっても仕方有りませんわな。
「じゃあどうして、お前は1回の参加で、その後は参加しねえんだよ?」とお思いの方もいらっしゃると思います。それは、1回の参加で目的を達したからです。正直に言って現在、中国へは送っても送っても完売状態で、生産が手一杯なのです。「早く送れ」の「鬼メール」は無視するより無いでしょう。
手作り楽器に急な増産は無理ですし、日本のお客を無視する事も出来ません。もう日本では、尺八需要のほとんどが「カルチャー講座」でのシルバー層からのものです。そこで求められている「安くて良い竹製尺八」を、私はお届けしたいのです。そこが「宝の山」だって気が付かない、他の製管師は無視してますもんね。
お陰様で、このところ中国で私と私の現地エージェントへの批判が高まってきました。本当に嬉しい事です。本当に有難い事と受け止めています。ビジネスマンの方は分かりますよね。これが来るのが「成功の初期現象」なのです。次の段階、「力の有る人からの、物理的妨害」は、おそらくは無いでしょう。どこまで行っても所詮は尺八。スモールビジネスですものね・・・。
言葉だけの中傷レベルの批判は、無いと「評価されてないんじゃないか」と不安になります。オトナの世界、本当に評価していなければ無視で、あえて口に出しませんわな。
批判の大筋は二つ。
① 安いだけの粗悪品を売りまくっている。
嬉しいですねえ(とは言ってもマゾじゃねえぜ。過酷な法政大学三曲会にいて、変態にならなかった、ほとんど唯一の人間だ、オレは)。だって買うのは中国の一般の皆様。批判者ではありませんもの。「中国人相手に尺八を見る目の無い人に売っている」と言いたいのでしょうが、私の経験では「見る目の無い尺八家」は日本よりズーと少ないです。洞簫などの中国笛のプロや経験者がほとんどですからね。吹奏力も日本の師範の平均より一枚も二枚も上です。そこで最大級の評価を受けているんですから、正直、日本の尺八吹きに評価されるより嬉しいです。
② 中古尺八のオークションでボロ儲けしている。
ネイロさんとの共同仕事でしたから、具体的な数字の公表は控えますが、マア良く売れた。でもオークションですからね。値段を決めるのは購入者です。たとえ幾らで売れたって批判される覚えはありません。それに、オークションで落札した人は幸せですよ。どの尺八も私、ネイロの石田さんという「業界屈指の目」を通った尺八なんですもの。修理しないと使い物にならない中古品は1本も有りません。事前チェックをくぐった品ばかりです。その上、オークションの現場で、1本ごとに佐野鈴霏さんが吹いて聴かせました。
批判の声で、中古オークションが大評判だった事が革めて分かりました。はりきって北京でもやります。今度は岩田卓也さんが現場で吹きます。
2月が過ぎ、納税が終わると再び本格始動です。今年もよろしくお願いします。
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